2009年01月31日
シナリオ、チェ
1月31日(土)
もう1月も終わりですね。ついこの前正月だったのに。
午前中は休日出勤。午後から岩松監督宅に行って岩松監督作シナリオ打ち合わせ。11月から数えると4回目か5回目でしょうか。シナリオ第9稿については、監督、プロデューサー、撮影監督ともに概ねいい評価をもらって安心する。ストーリー的にはこれで決定、あとはこの稿をベースに、修正をして第10稿を決定稿にできればとなる。夕方には終了。
人の監督作の脚本を書くのは初めてなんですが(直したことはありますが)、色々と勉強になりますね。今、自分が監督するとしたらやりたいという路線とは全然違うんですが(自分が監督だとしたら、構成の複雑でない、シンプルな話をやりたいという気持ちがあるんですが、今回はファンタジーですし構成も凝っていて伏線をいっぱい張ってというストーリーなんです)、その中でいかにいいホンを書くか、監督が満足し自分としても納得のいくものが書けるかというところだったです。
そういうことでいうと、我々が製作しているテレビの中のドラマシナリオとか(『渡刈の晩ごはん』とかね)、M.I.F.第2作の『カササギの惑星』のシナリオ直しとかが、習作になってて、役に立っているのかなと思わないでもないです。今度上映する監督作『少したのしい』のシナリオ直しはいかに自分側に引き寄せるかという行為だったんですが、このホンはいかに監督側に押し出せるかという逆の行為ですしね。
とにかく。謎解き感とかファンタジーとかコメディとかとても複雑でありながら、わかりやすくストーリーを流し、でも説明的なシーン、セリフは極力やらないという自分の納得できるラインはクリアできたと思ってるので、とても満足感もあります。監督作だとシナリオがあがってもまだまだこれからだから満足感はないですが、監督じゃないと満足感がありますね。
個人的な話をすると、岩松さんには『箱』『少したのしい』と私の監督作で撮影をやってもらって作品のクオリティ向上にとても尽力してもらったので、そのお返しが少しはできたかなとちょっとホッとしております、はい。
夜に映画館へ。
『チェ 38歳の手紙』スティーブン・ソダーバーグ監督
2部作の2作目。1作目がチェ・ゲバラのキューバ革命までを描き、今回は、キューバを去って、 のゲリラ戦に参加して命を落とすまでを描いています。
1作目も、チェ・ゲバラを特別に英雄視するのではなく、ゲバラという人そのものを描くという作業に徹していてとてもよかったんですが、今回も姿勢としては同じで、1作目よりさらに淡々と話は進みます。ゲリラ戦をしながら山地を進んでいくという状況は1作目と全く同じなんだけど、すべてが上手くいかないというのは観ているだけで切ない(1・2作の状況を同じにするために、1作目でも上陸作戦やハバナ開放を描かずに山地のゲリラ戦を中心にしたのかもしれませんね)。さらにそれを、近づかず突き放さずという視線で淡々と描くんですね。だから、アメリカ資本による中南米支配からの脱却、それには革命しかないんだというゲバラの思想や、一貫してストイックな姿に共感もしつつも、でもやはり でのゲリラ戦は無理があったんじゃないか、とか、そういう判断しきれない、どう考えるべきんだろう?という気持ちにさせるんです。で、これって現在の世界状況に対する気持ちそのものであり、デル・トロもソダーバーグもそれをやりたかったんだろうというのが伝わる。そういう映画になってる。そういう意味ですごい映画だったなと思います。2作にする意味もあったんだなと思えるといいますか。
2作目は☆4つで。2作合わせて☆5で。
もう1月も終わりですね。ついこの前正月だったのに。
午前中は休日出勤。午後から岩松監督宅に行って岩松監督作シナリオ打ち合わせ。11月から数えると4回目か5回目でしょうか。シナリオ第9稿については、監督、プロデューサー、撮影監督ともに概ねいい評価をもらって安心する。ストーリー的にはこれで決定、あとはこの稿をベースに、修正をして第10稿を決定稿にできればとなる。夕方には終了。
人の監督作の脚本を書くのは初めてなんですが(直したことはありますが)、色々と勉強になりますね。今、自分が監督するとしたらやりたいという路線とは全然違うんですが(自分が監督だとしたら、構成の複雑でない、シンプルな話をやりたいという気持ちがあるんですが、今回はファンタジーですし構成も凝っていて伏線をいっぱい張ってというストーリーなんです)、その中でいかにいいホンを書くか、監督が満足し自分としても納得のいくものが書けるかというところだったです。
そういうことでいうと、我々が製作しているテレビの中のドラマシナリオとか(『渡刈の晩ごはん』とかね)、M.I.F.第2作の『カササギの惑星』のシナリオ直しとかが、習作になってて、役に立っているのかなと思わないでもないです。今度上映する監督作『少したのしい』のシナリオ直しはいかに自分側に引き寄せるかという行為だったんですが、このホンはいかに監督側に押し出せるかという逆の行為ですしね。
とにかく。謎解き感とかファンタジーとかコメディとかとても複雑でありながら、わかりやすくストーリーを流し、でも説明的なシーン、セリフは極力やらないという自分の納得できるラインはクリアできたと思ってるので、とても満足感もあります。監督作だとシナリオがあがってもまだまだこれからだから満足感はないですが、監督じゃないと満足感がありますね。
個人的な話をすると、岩松さんには『箱』『少したのしい』と私の監督作で撮影をやってもらって作品のクオリティ向上にとても尽力してもらったので、そのお返しが少しはできたかなとちょっとホッとしております、はい。
夜に映画館へ。
『チェ 38歳の手紙』スティーブン・ソダーバーグ監督
2部作の2作目。1作目がチェ・ゲバラのキューバ革命までを描き、今回は、キューバを去って、 のゲリラ戦に参加して命を落とすまでを描いています。
1作目も、チェ・ゲバラを特別に英雄視するのではなく、ゲバラという人そのものを描くという作業に徹していてとてもよかったんですが、今回も姿勢としては同じで、1作目よりさらに淡々と話は進みます。ゲリラ戦をしながら山地を進んでいくという状況は1作目と全く同じなんだけど、すべてが上手くいかないというのは観ているだけで切ない(1・2作の状況を同じにするために、1作目でも上陸作戦やハバナ開放を描かずに山地のゲリラ戦を中心にしたのかもしれませんね)。さらにそれを、近づかず突き放さずという視線で淡々と描くんですね。だから、アメリカ資本による中南米支配からの脱却、それには革命しかないんだというゲバラの思想や、一貫してストイックな姿に共感もしつつも、でもやはり でのゲリラ戦は無理があったんじゃないか、とか、そういう判断しきれない、どう考えるべきんだろう?という気持ちにさせるんです。で、これって現在の世界状況に対する気持ちそのものであり、デル・トロもソダーバーグもそれをやりたかったんだろうというのが伝わる。そういう映画になってる。そういう意味ですごい映画だったなと思います。2作にする意味もあったんだなと思えるといいますか。
2作目は☆4つで。2作合わせて☆5で。
Posted by みふだいひょう at 23:58│Comments(0)