2010年01月06日
2009年映画ベストテン
なんとか時間を作って映画を劇場に観に行くようにしているのですが、2009年も目標の50本をギリギリクリアしました。2001年にラジオパーソナリティを始めてから(ラジオラブィート78.6MHz木曜24:00~)、劇場に行くようになって(それまではビデオの方が多かったですね)、当初は100本弱観れた年もありましたが、ここ数年は50というのが目標です。
50本というと、「これは観とかにゃいかん」というのだけで済んでしまいます。あまり名古屋まで行けてないので、ミニシアター系はかなり取りこぼしてますし、「試しに観てみよう」というのもほとんど観れてませんので、みっけもの感とか新しい才能の発見とかがないんですね。この監督なら面白いだろうと予測して行って、「予想以上によかった」「予想通りだった」「予想ほどではなかった」あたりを行ったり来たりになります。「おおー、これはすごい!」とか「私が見つけた!」という醍醐味はなかなかないです。
ということで、50本しか観てなくてベスト10というのもおこがましい、ということの言い訳なんですが、まあ、縁起ものなんでおこがましながら発表します。カッコ内は監督名。
1 グラン・トリノ(クリント・イーストウッド)
2 ベンジャミン・バトン数奇な人生(デビッド・フィンチャー)
3 母なる証明(ポン・ジュノ)
4 ヴィヨンの妻(根岸吉太郎)
5 空気人形(是枝裕和)
6 イングロリアス・バスターズ(クエンティン・タランティーノ)
7 スペル( サム・ライミ)
8 カールじいさんの空飛ぶ家(ピート・ドクター)
9 チェ 28歳の革命(スティーブン・ソダーバーグ)
10 ディアドクター(西川美和)
「グラン・トリノ」はイーストウッドの近作の中で一番いいかと言えばそうでもないんですが、誰にでも「いい映画だよ」と勧められる層の広さと(アメリカではイーストウッド作で今までで一番興行収入がよかったらしい)、イーストウッドの苦みばしった顔といい脚本と的確な演出があれば派手なものはなにもいらないというB級精神から1位としました。2月公開の「インビクタス」もかなりいい映画らしいですので期待してます。それにしても元気なじいさんですね、イーストウッド。
デビッド・フィンチャーは、前作「ゾディアック」も年間1位にしたんですが、これもよかった。以前はちょっとあくどい感じがあまり好きではなかったのですが、この2作の落ち着き感、安定感は一体なんなんでしょうか。
邦画のトップは「ヴィヨンの妻」。根岸監督も安定して毎作素晴らしいですね。演出職人ですよね。
「空気人形」は、リー・ピンピンのカメラとペ・ドュナの裸に1票。
タランティーノは今作でかなり評価をあげましたが、前作「デスプルーフinグランドハウス」みたいな無茶な映画も撮り続けて欲しいですね、撮るでしょうけど。
そういう意味で言うと、サム・ライミはすごかった。
ピクサー映画ははずれがないですが、「カールじいさん―」はここ数作の中では一番だったのではないでしょうか。風船で家を飛ばして冒険するという話でありながら、冒頭で見せた平凡でありながらつつましく暮らした人生が本当の冒険だったというテーマは深いですよね。
次点は・・・、「チェンジリング」「カムイ外伝」「ミルク」「チェイサー」あたりということで。
50本というと、「これは観とかにゃいかん」というのだけで済んでしまいます。あまり名古屋まで行けてないので、ミニシアター系はかなり取りこぼしてますし、「試しに観てみよう」というのもほとんど観れてませんので、みっけもの感とか新しい才能の発見とかがないんですね。この監督なら面白いだろうと予測して行って、「予想以上によかった」「予想通りだった」「予想ほどではなかった」あたりを行ったり来たりになります。「おおー、これはすごい!」とか「私が見つけた!」という醍醐味はなかなかないです。
ということで、50本しか観てなくてベスト10というのもおこがましい、ということの言い訳なんですが、まあ、縁起ものなんでおこがましながら発表します。カッコ内は監督名。
1 グラン・トリノ(クリント・イーストウッド)
2 ベンジャミン・バトン数奇な人生(デビッド・フィンチャー)
3 母なる証明(ポン・ジュノ)
4 ヴィヨンの妻(根岸吉太郎)
5 空気人形(是枝裕和)
6 イングロリアス・バスターズ(クエンティン・タランティーノ)
7 スペル( サム・ライミ)
8 カールじいさんの空飛ぶ家(ピート・ドクター)
9 チェ 28歳の革命(スティーブン・ソダーバーグ)
10 ディアドクター(西川美和)
「グラン・トリノ」はイーストウッドの近作の中で一番いいかと言えばそうでもないんですが、誰にでも「いい映画だよ」と勧められる層の広さと(アメリカではイーストウッド作で今までで一番興行収入がよかったらしい)、イーストウッドの苦みばしった顔といい脚本と的確な演出があれば派手なものはなにもいらないというB級精神から1位としました。2月公開の「インビクタス」もかなりいい映画らしいですので期待してます。それにしても元気なじいさんですね、イーストウッド。
デビッド・フィンチャーは、前作「ゾディアック」も年間1位にしたんですが、これもよかった。以前はちょっとあくどい感じがあまり好きではなかったのですが、この2作の落ち着き感、安定感は一体なんなんでしょうか。
邦画のトップは「ヴィヨンの妻」。根岸監督も安定して毎作素晴らしいですね。演出職人ですよね。
「空気人形」は、リー・ピンピンのカメラとペ・ドュナの裸に1票。
タランティーノは今作でかなり評価をあげましたが、前作「デスプルーフinグランドハウス」みたいな無茶な映画も撮り続けて欲しいですね、撮るでしょうけど。
そういう意味で言うと、サム・ライミはすごかった。
ピクサー映画ははずれがないですが、「カールじいさん―」はここ数作の中では一番だったのではないでしょうか。風船で家を飛ばして冒険するという話でありながら、冒頭で見せた平凡でありながらつつましく暮らした人生が本当の冒険だったというテーマは深いですよね。
次点は・・・、「チェンジリング」「カムイ外伝」「ミルク」「チェイサー」あたりということで。
Posted by みふだいひょう at 00:43│Comments(0)