「ストレンジャー・ザン・シネマ～映画よりも奇妙な日々～」

　９月２１日（日）
　朝からM三好に行って映画鑑賞。
　
　『アキレスと亀』北野武監督
　
　ここ数作の、映画を作るということを映画にせざるを得ない、という作家性は一貫してますね。カットなんか、いかに普通に撮るかということが徹底してて、でもなんかよかったですけどね。淡々とした過剰さと言いますか、語り口から洩れてしまう過剰さと言いますか。何がどういいのかうまく言えないんだけどいいっていうね。
　☆４つ。

　夜は映画の音楽製作。

　９月２２日（月）
　曇天のため延期した撮影を明日に予定したのですが、どうも晴れそうでホッと胸をなでおろした１日。
　明日の準備と（と言っても延期分なので以前にやってしまってますが）、音楽製作。

　９月２３日（火）
　撮影６日目。朝７時より挙母神社にて８カットを撮影。今日は主演の古田優佳さんのみです。無事に１０時過ぎに撮影終了。ということでクランクアップです。クランクアップとは、撮影が全て終了するってことですね、ハイ。

　多くのキャストのみなさん、それから西へ東へ奔走してくれたスタッフのみなさん本当にお疲れ様でした。協力してくださったたくさんの方々にもお礼を。かなり大きなプロジェクトでしたし、今さら言うまでもありませんが、みなさんがいなければこの撮影はうまくいきませんでした。映画ってそういう”１人では何もできない”っていうシンプルな真実を体験させてくれるものですよね、まったく本当に。

　が。監督としては、クランクアップというのは、１つの小さな通過点でして、これから編集や音楽製作その他もろもろの作業が続きますので、クランクアップ！っていう感慨はあんまりないんですよね、まったくねぇ。

　たった３時間の撮影だったのに帰ってきたら足腰に疲れがありましたねぇ。もう６日目なのでさすがに筋肉痛にはならんかったけど。

　帰ってきてから音楽製作。スウィングリズムで２曲を製作。かなり満足するも、映像に上手く乗るかは不明。

　９月２４日（水）
　明日のＭ．Ｉ．Ｆ．全体会議のためのもろもろ準備。メンバーから借りている小道具の明日返却するために整理したり、CG合成担当の菊地さんに元映像ファイルを渡すためにOKテイクを選んでざっくり編集したり。

　９月２５日（木）
　２ヶ月に１度のＭ．Ｉ．Ｆ．全体会議。今日より３人の新メンバーの加入が承認されてＭ．Ｉ．Ｆ．は２８人となりました。
　会議は、２月１５日に開催決定した小坂本町一丁目映画祭Vol.７のこととかその他について。えーと、例えば、１１月１５日に昨年に引き続きワークショップをやるのと、交流会も同日にやるののこととか（近々サイト等で告知します）。

　なんとか２時間で会議を終えて（会議は２時間以内ってのがＭ．Ｉ．Ｆ．のモットーです、長い会議はいらん）、映画『少したのしい』脚本の伴野紀子さんと助監督川口君とバーミヤンへ。少しのたのしいサイト用に監督対談シリーズをやるつもりなんですが（宣伝のためなら、作品のことについてじゃんじゃん語る監督なんです）、その第１弾は企画～シナリオ～準備までを語るってことで、脚本×助監督×監督対談の予定で、その収録のため。ご飯を食べながら１時間ほど話しました。これも近々サイトアップしますのでお楽しみに。
　そう言えば、最近やっと少したのしいサイトが少し更新されましたので（全然動いてなくて申し訳ない、サイト担当に替わって謝ります）、覗いてやってください。オーディションとかリハーサルの様子写真がアップされてます。撮影風景もこれからアップされるはずです。http://mif.jpn.org/web/movie/sukositanosii/seisakurireki.html

　帰ってきて、今話した対談のテープを聴きながら文字おこしを少しする。

　９月２６日（金）
　仕事の関係のお付き合い飲み会。２１時過ぎに帰ってきて、それからメンバーであり豊田高専学生の川合智海君と打ち合わせ。ついお酒飲みついでに梅坪の「えん」へ。
　川合作品の撮り直しをしたいとのことでカメラを貸すのと、小坂本町一丁目テレビ内ドラマ「渡刈の晩ごはん」の最終話とその前を私と川合君で監督することになってるので、プロットのすり合わせですね。色々アイディアを出して、まずは川合君がプロットを考えてみるということにしました。キーワードは、”泣かせ”です。

　２３時過ぎに帰ってきて、旅行の準備。そうです、明日から台湾旅行なのです。

　写真は、２３日のクランクアップ写真。挙母神社にて。２３日は祝日でしたがトヨタ系のお勤めのスタッフは休みでなかったのでスタッフ数が大分少ないですが。
  

　９月１８日（木）
　約２ヶ月ぶりのＭ．Ｉ．Ｆ．企画会議。４つある部の統括による会議です。小坂本町一丁目映画祭Vol.７についてや今年度の事業計画の進捗状況などについて打ち合わせ。
　終了後、ホーリーさんと川口君と３人でデニーズへ。テレビの新企画について話しつつ、ホラーのネタを色々考えたり。

　帰ってからは、今日は音楽製作をしないことにして、企画会議の会議録を作ったり溜まっていたメールの返事、その他連絡をまとめてやる。メール出すのって案外時間がかかるんですよね。

　９月１９日（金）
　音楽製作の続き。少しずつ録音を始める。
　３時間くらいやって疲れたので、HASYMOのライブDVDを観る。

　９月２０日（土）
　台風が来るはずがえらい天気がよかったですねぇ。今日撮影できたなぁ。
　特に予定のない日。遅めに起きて、久しぶりにマックに行ってみる。近くの梅坪店に昼前に行ったのですが、駐車場にガードマンが３人もいました。１０台分くらいしか駐車場ないのに。ここは、休日の昼には車がものすごい並ぶからそのためでしょう。行列を見ると「そこまでしてマック食べなくてもいいのに」っていつも思うんですが、そう思いません？いつでもどこでも食べれるのに。
　１１時半だったので、特に待たずに月見バーガーを食べる。

　帰ってから、この前買った『殺しのドレス』DVDを観る。ブライアン・デ・パルマ監督。学生の頃観たきり１５年ぶりくらいに観ました。『キャリー』といい本作といい、シャワーシーン好きですよねぇ。モワァーっと水蒸気があがる画がいいですねぇ。

　夕方から音楽作り。休憩しつつ深夜までやってしまった。
　昨日今日で打ち込んだのは、オープニングタイトルバック用尺１分、メインメロディーを使った基本アレンジとなる尺２分半（時間がかかった）、基本アレンジの変奏２パターン２分と１分、の計４曲。デモですけど、どこにどんな音楽をはめようか、と考えながら作っているので時間がかかります。さらに色んな音を試したいと思ってるので音色選びも案外時間がかかります。

　写真は、昨年ン十万円はたいて１５年ぶりに購入したシンセYAMAHA MOTIF XSです。ピアノ系、ブラス系はいいですね、ストリングスはイマイチかな。
  

　９月１５日（月）
　敬老の日。撮影５日目。
　朝７時に挙母神社に集合するも、ここは日光がどうしても欲しいシーンで、どんより曇天のため撮影を断念する。
　曇天でもいいシーンの撮影のため、広美町の水車公園、上郷会場裏などに移動。それぞれ１カットずつなので順調に撮影は進み１２時過ぎに撮影終了。晴れ間は訪れず、撮れなかったシーンは後日延期とする。
　予定では、今日クランクアップの予定で、主演２人への花束（というのもおこがましい小さい花束でしたが）を用意してしまっていたので、仮のクランクアップとして主演２人に渡す。橋口ひかり役の水野晴子さんは本当にクランクアップでしたしね。古田優佳さんのシーンが残りました。

　昼に撮影が終わったので、小坂町の四馬路に行ってみんなで昼食。帰ろうと思ったら、雨が降り始めました。

　半日といえども疲れたので、帰ってから寝てしまう。

　９月１６日（火）
　台風が近づきつつありますが、昼頃から晴れてきたので、急きょ仕事を少し早くひいて遠景１カットを撮りに下山へ。夕方の風景を１カットだけ撮りたくて、でもスケジュール的に撮影日程に入れれなかったので、岩松キャメラマンからカメラを借りて１人で撮りに行く。空は青くなかったけど、なんとか撮影できる。

　帰ってから、昨日の撮影分をＰＣに取り込む。

　美術・小道具・ＣＧ担当の菊地さんに頼んでおいた、オープニングタイトルバックの映像が上がってきたので見てみる。数パターンあり、どれもいい感じで、組み合わせて使わせてもらうことにする。

　それから。クランクアップしたら始めようと思っていた音楽製作に今日から入る（音楽も私が作るのです）。撮影が終わらないと音楽製作に気持ちが入れ替わらないので、撮影が終わるまで手をつけてなかったのですが、１シーンが延期になってそれが終わるまではさすがに待ってられないので、えいやー、と気持ちを変えて。

　音楽製作に入ったといいつつも、久しぶりに箱からシンセサイザーを出して（半年ぶりだなぁ）、音色確認をして今日のところは終了。シンセに内蔵されている何百という音色を１つずつ聞いて使える音色をピックアップするんです。そして、音を聞きながら、なんとなく作る音楽の全体のイメージを作っていく。

　９月１７日（水）
　今日も、シンセの音色確認。

　今までの映画製作では、音楽を撮影前にある程度作ってしまっておくことが多かったんですが（録音しないまでもメロディは作っていて、入れる場所も決めて撮影に臨んでました）、今回はあえてやらないようにしてたので（というか、特に自分がシナリオ書いてない部分については、どうも音楽がつかなかったということもありますが）、一からの音楽作りです。入れる場所はなんとなく（本当になんとなく）想定はしてましたが。
　
　２日かけて、やっとひと通り音色確認をする。音色確認しながら、メインのＢＧについて、なんとなくコード進行とメロディを作る。
　「なんとなく」が多い文章だな、なんとなく。

　今日の画像は、撮影４日目の撮影風景。下山の花沢ヲチ合バス停にて。
  

　９月１４日（日）
　仕事の関係で昼から出勤。イベント準備の手伝い。手伝いは３時間ほどで、イベント自体はお客として見に行く。古屋和子さんの語りとモンゴル音楽演奏。野外です。なかなかよかった。今日は１５夜です。

　先日観た『グーグーだって猫である』の音楽は細野晴臣氏だったので、サントラが欲しくて、でもムービックス三好は人が多くてグッズ売り場も並んでて（グッズ売り場が並んでるなんて！そう言えば昨日の夜９時過ぎのM三好もものすんごい人だったですよ、多分ディズニーランドの夜９時よりすごい人だったですよ、別に花火が上がってるわけでもないのにですよ）、買うのを諦めたので、久しぶりにAMAZONでと思って、ついでに細野さん関連CD・DVDをたくさん買ってしまって（最近活動が精力的なんでね）、それが今日届く。

　えー、ざっと購入ラインナップを言いますと、
　「グーグーだって猫であるサントラ」、
　「フライングソーサー１９４７」（昨年出たワールドシャイネス名義の新作）、
　トリビュートライブの２枚組（これも昨年出てるやつ）、
　DVD「イエローマジックショー」（２０００年にNHKで放送したコントあり唄ありの細野晴臣ショー。YMOがチープな楽器でライディーンやってましたよ、細野さんが普通のベース弾いてましたよ）、
　HASYMOのライブDVD（HASYMOというのはYMOのことですね）。
　ワクワクしながら箱を空けて、ビニールを破って順番に聞いて、観てます。明日撮影で５時なんだから早寝しなきゃいかんのに・・・。

　ということでワクワクした時の写真。
　  

　９月１２日（金）
　大分涼しくなってきましたね。
　体がだるかったので夜プールに行ってみる。プールに行ったほうがよけいだるくなりそうですが、風呂にも入ってサウナにも入ると案外元気になるのです。

　連載しているCOAのDVD紹介原稿を書く。ジョー・ライト監督作『つぐない』。なかなか骨のあるいい映画です。『プライドと偏見』より私はこっちの方がよかったかな。９月末からトヨタグランドで上映もするみたいなのでもしよければ。

　帰ってから読書。森達也著「死刑」。オウム真理教を追ったドキュメンタリー「A」「A2」の監督が死刑制度を追ったノンフィクションです。重いテーマです。でもぐいぐいひっぱられて３分の２ほどを一気に読んでしまった。
　そういえば、行ったプールの入口に（アイレクスに行ってるのです）「１３日、１４日は街中が大変混み合います」と張り紙がしてあった。そう言えば、ビーズがスタジアムに来るらしいですね。特に興味はないんですが。

　９月１３日（土）
　１０時過ぎに電車に乗って名駅へ。先日色々協力していきましょうと豊田まで来てくださった芸能プロダクションスタンドアップの社長さんが「ぜひレッスン風景を見に来てください」と言われたので見に行く。

　１２時の約束の前に着いたので、久しぶりに駅麺通りに行ってラーメンを食べる。和歌山ラーメンを食べました。しょうゆとんこつ。しょうゆとんこつってラーメンブームの走り的な味ですよね。ある意味もうオーソドックスと言ってもいいかもしれない。それにしても最近ラーメンよく食べてますね。

　２時間ほど演技レッスンを見学させてもらい（エチュードをやってた）、社長とまた色々話をしたりする。帰りに岩松さんとデニーズで打ち合わせ。岩松監督、脚本私の企画について昨年来シナリオを書いてたのが途中で止まっていたのですが、そのことについて。だんだん複雑になってしまっていたので、シンプルにリセットした形にして再度シナリオを進めましょう、というような話。

　夜、ムービックス三好に映画をひっかけに。『パコと魔法の絵本』中島哲也監督

　『下妻物語』『嫌われ松子の一生』と中島監督作には５つ星をつけてきたのですが、今回は、うーん、私は乗り切れなかったなぁ。ただ、非常にわかりやすくて面白いので、多分評判はいいんだと思いますが。
　なんで乗れなかったかを思うに、監督はお笑いが大好きなんだそうですが、それを真正面から取り入れてて、そこがテレビ的というか、芝居的というかそういう匂いがしてしまったからかなぁ。１つ端的なことを言うと、阿部サダヲがもっとも阿部サダヲ的キャラクターで笑わせるのですが、やっぱりクドカン臭がしてしまったんです。わざわざ中島監督がクドカンやんなくても・・・と思ってしまったです。いや、ものすごく面白かったんですけどね。
　アヤカ・ウィルソンちゃんはものすごくかわいかったです。☆３つ、だな。厳しいのです。

　帰ってから、Ｍ．Ｉ．Ｆ．のサイト担当の伴ちゃんがやっと送ってくれたこざほんクラブの名簿を整理する。こういうのは案外時間がかかるんですよね。２時間くらい。　  

　９月９日（火）
　観かけていた自主製作映画を観る。「ファイト映画」という群馬で教育委員会やまちづくり団体を絡めて映画を製作しているところが作った『うそつき番長』という映画です。ちょっと長めなので（５０分超）、「どうかな、退屈かな」と思って観始めましたが、みれちゃいました。時々カット割のテンポがひっかるところもありましたが、面白かったです。キャストがよかった。子供が中心なんですが、どうも学校を通して３００人以上のオーディションをやったらしいです。なるほど。

　９月１０日（水）
　とよた演劇アカデミーの実行委員会。１０月からいよいよ芝居製作に入っていくとのこと。前半は講義中心でしたので。
　稽古の進め方とか、来年度以降の展望等を話す。
　芝居はオムニバスになりそうで、演出石黒さんより、話の間を映像で繋げたいとのこと。生徒を使って映像製作をしたいのでその指導をすることになりそうです。どういうアプローチでやるか、どれくらい任せてやるのか、教えるって難しいですよね。

　９月１１日（木）
　夏休みが残ってるので（９月中に取らなければならない）、特に用事もなく休みを取る。特に用事もない休みって好きなんです。
　と言いつつ、午前中は『少したのしい』のロケハンへ。遠景で１カット場所を決めかねてるところがあって下山に行く。
　１５日の撮影地にも行ってみるが、案の定稲はすっかり刈り取られていました。先週の撮影地ではぎりぎり間に合ったんですが・・・。まさか今回の撮影が稲刈とのせめぎあいになるとは予想してませんでした。
　
　最近ラーメンが食べたくて、今日は三軒町のくわとろへ。あっさりとんこつラーメンです。ここ２年くらいひいきにしてて結構通ってます。今日は胃にもたれないようにランチのライスと唐揚げはやめにしました。

　久しぶりに本屋に行って、節操なく本を購入する。えーと、１０冊くらい買ってきました。読んでない本がまだたくさんあるんですけどね。そのうちに読んでない本と観てないDVDで部屋が埋まってしまうな。

　帰ってきてつらつらと読書。山崎ナオコーラ著「人のセックスを笑うな」。映画を観てとてもよかったので原作読んでみようかと。原作もなかなか面白かったです。予想以上に面白かった。とても風通しのいい小説ですらすらと読めちゃんですが、ときどきドキッとする描写がいいですね。ご飯を食べながら突然「楽しかったととが頭をめぐって」と泣けちゃうとこなんかいい。映画とは大分違いますけどね。

　上杉隆著『ジャーナリズム崩壊』。日本の記者クラブが世界的に見ていかに特異で変な制度かを書いた新書。そうですよね、なんだかんだ行って大手メディアが一番日本的で保守的で談合的ですよね。テレビも新聞もほとんど見ないんですが、なんで見ないかというとつまらないし、見てると腹が立ってくるからです。つまんないですよね？

　写真は、ロケハンに行った下山の花山小学校前。木造の歩道橋がいい感じです。
  

　９月７日（日）
　だるい下半身を引きずりながら朝からムービックス三好へ。
　
　『グーグーだって猫である』犬童一心監督。
　大島弓子のエッセイマンガの映画化ということで、エッセイ原作らしい、力の抜けた、でもなんかいい感じの映画でしたよ。犬童監督はこういうプログラムピクチャーも手堅くまとめてきますね。
　上野樹里好きなんですよねぇ。ちょっといかり気味の肩の後姿が個人的にはすごく好きなんです。☆３つ。

　夜は、母親と家族のお話がてら食事。法事のこととか妹の結婚式のこととか、妹が家を建てるとかそういうこと。
　井上町の酒菜屋に久しぶりに行く。梅坪にあったころはちょくちょく行ってたんですが、井上だと車で行かないといけないので飲めないので足が遠のいてたので。

　９月８日（月）
　おとといの撮影したテープをPCに取り込む。

　それから。ぼちぼちぼちといろんな作業の合間合間に呼んでいた吉田修一著「パレード」をやっと読了する。その前に「パークライフ」も読了しました。
　吉田修一は、「悪人」を初めて読んで面白くて、過去作を読んでるわけですが、これまでは結構スタイリッシュなあまりストーリーのない作品の方が多いんですね。この２作も東京で生活する人々の（ちょっとずれた）日常をスルスルっと描いてます。現在の若者の、じゃれあいながらもディスコミュニケーションででもふっと触れ合う瞬間を描く、と言うんでしょうか。ネットで書評をちょっと見たら、「悪人」は今までにないタッチで転機的な作品らしい。そうだったのか。やっぱり「悪人」が面白いかなぁ。

　「悪人」で印象に残っているのは、殺されてしまう女の子の友達で、おとなしくて全然上昇志向のない子がいるんだけど、その子が友達から、あいつ話もつまんなくて会ってても面白くないんだけどエッチは上手いんだよね、って話をなにげなく聞いてて、急に体が熱くなってしまうっていう描写があって、これに唸ってしまいました。リアルですよね、そういうのって。  

　９月５日（金）
　明日の撮影の準備。小道具と衣装のチェックをして（一部を監督が保管しているので）、それから自転車を自宅から近くの撮影現場まで持っていっておく。乗っていって歩いて帰ってきました、２０分くらい。夜はすっかり涼しくなりましたね。
　明日は早起きなので早く寝る。

　９月６日（土）
　『少しのたしい』撮影、えーと、４日目。まだ４日目なんですね、雨で延期して撮影期間は１ヶ月になってるのでもっと撮影しているような感覚があります。
　今日は初日の撮りこぼし分、リテイク分も含めてかなりタイトなスケジュールです。昼飯食べる時間がないかもしれない。

　早朝４時半に起きて主演女優を名古屋まで迎えに行く。さらに、今日の最初の撮影地は下山なので豊田市街を通り抜けて松平の山道を越える。６時４０分頃現場到着。

　７時３０分より下山の花沢ヲチ合のバス停で撮影開始。バスから降りてくるところの撮影で、実際に走行中のバスを使ってです。失敗すると１時間バスが来ないので緊張しましたが、イッパツOK。
　
　その後、近くの花山小学校前の歩道橋で撮影（木造のなかなか味わいのある歩道橋です）、下山交流館の図書室を使っての撮影。なんと予定より３０分早く終わって、ゆっくり昼食が食べれました。

　大移動で花本町付近へ。田園の中の撮影。ここで時間をかなり押す。

　それからそれから、豊田高専に行き、初日撮影したシーンのリテイク。

　本当は、もう１回花本町の田園に戻って、キャストを使わないカットを撮るつもりが、高専の先生に挨拶にいったりキャストを先に送っていってくれるというので次回の予定を渡してたりするうちに陽が落ちてきてしまってカット撮れず。技術スタッフには先に現場に行ってもらっておきながら待たせて撮れず申し訳ないことをしました。

　ということで午後６時頃撮影終了。帰ってそのまま爆睡いたしました。

　撮影はあと１日です。９月１５日です。最終日は大分楽なスケジュールです。晴れるといいのだけど。

　画像は、なんか画像共有サイトが上手く開かずカメラマンが撮った写真がダウンロードできないのでなしです。  

　９月３日（水）
　深夜３時に大雨洪水注意報が出て、再び職場に呼び出される。雨なんか全然降らなかったけど。きれいな朝日を見ました。
　待機してるだけで暇なので、観なくちゃいけない自主映画を何本か観る。「これ観てください」とか「これ観といて」とかあるんです、長年やってると。
　８時半に帰宅。２時間寝て、昼からまた出勤。

　最近、徹夜すると数日体が本調子に戻らないですね。また歳をとったなな話。

　帰ってから、昨日エイデンでハードディスクを買いがてらつい買ってしまったDVDを観る。まだ観てないDVDがいっぱいあるのにね。『ゾディアック』。いい映画です。デビッド・フィンチャー監督ってどうも仰々しい感じが今までしてたけど、これはよかった。映画館でも観てますが、再見してしまった。

　川口助監督と電話打ち合わせ。１時間ほど。６日の撮影輔ジュール等について。

　９月４日（木）
　観なくちゃいけない自主映画を昨日の深夜勤務で観始めたので、その勢いでと今日も数本観る。

　テレビドラマ『渡刈の晩ごはん』第６話をインターネットにアップする。連続ミニドラマと「それいけ！チャン」のバックナンバーがネットで見れます。Ｍ．Ｉ．Ｆ．サイトからテレビページに飛んでください。YOUTUBEへのリンクが貼ってあります。

　自分のラジオ放送を久しぶりに聞いてみる。たまには聞かないとね。「もっとはっきりしゃべんなきゃな」とちょっと反省する。

　そしてこの日記をまとめて書く。

　エフエムとよたのスタジオ内の写真を撮ろうとして忘れてしまったので、エフエムとよたの外観を。はい、ただの窓です。
  

　９月１日（月）
　天気相変わらず悪いですね。

　小坂本町一丁目テレビの新コーナーの企画書を書いて堀さんに送ったり、企画会議の日程調整をしたり（Ｍ．Ｉ．Ｆ．は、４部の組織になってて各部の統括が集まって企画会議を定期的にやってます。２ヶ月に１回全メンバーが集まる全体会議もやってます）、企画会議のレジュメを作ったりする。

　それから、一昨日の撮影中止分の撮影日が９月１５日に決まる。日程調整って大変ですね、７日がダメで、１３日がダメで、１５日なりました。大変なのは川口助監督なんですが。

　９月２日（火）
　先週の深夜勤務（というか徹夜勤務）の代休。
　ラジオのために映画を観なければと『デトロイト・メタル・シティ』を観に行く。

　そうですねぇ、変に力が入ってなくて（つまり力が抜けてて）、まあ、面白かったかなぁ。ギャグマンガ原作の映画化の１つのスタンスとしてはいいんじゃないでしょうか。力を抜いてがんばって感動させないっていう。
　まあ、でも、力が抜けてても面白いのは、松山ケンイチが面白いからですけどね。
　どうも大ヒットしてるみたいですね。配給がよかったんでしょうね。公開のタイミングとかね。

　☆３つ。

　こまごまとした野暮用を済ます。
　小坂町のエイデンに行って外付けハードディスクを購入する。映画『少したのしい』のため。映画を作る時にはハードディスクを買ってそこにデータを入れて編集をしてます。そうすると、誰かの家に行って編集するとか、ちょっと修正してもらうとかって時に便利なんです。
　５００ＧＢが１２，０００円だった。ＰＣの進歩って早いですねぇ。８年前に初めて買ったＰＣは３０ＧＢで４０万円もした。このＰＣを買って「ふ～ん、ＰＣで映像編集できるんだ、じゃあちょっと映画作ってみるか」と思ったのが映画を作り始めるきっかけだったんですよねぇ。色んなところで話してるきっかけ話。
　５００GBより小さいのってもうないんだなぁと店内を見回してたら、２００、３００GBはもう手の平サイズの持ち運び型なんですね。へぇ～。

　豊田市福祉センターに、映画祭の会場代を払いに行く。２月１５日（日）に小坂本町一丁目映画祭というＭ．Ｉ．Ｆ．主催の自主映画映画祭をするって言いましたっけ？するんです、Ｖｏｌ．７です。地元製作映画と全国募集作品を流します。『少したのしい』もここで初上映の予定です。
　前回までは豊田産業文化センターでやってたんですが（ここが小坂本町一丁目なのです）、もうキャパが狭いってことで会場を変えてみました（強気ですねぇ）。福祉センター知ってますか？去年移転したんですよ、市体育館の近くじゃないですよ、昔の勤労福祉センター、ジャスコの向こう、警察署の裏です。お間違いのないように。　
　で、そこの会場費の支払い期限が今日だったんですが、今日の朝ふっと「そういえば今日期限だな」と思い出して、担当の堀さんに「払いました？」ってメールしたら「忘れてた」とのことで代わりに。

　昼飯でラーメンが食べたくなって、先週行った来来亭にまた行ってみる。
　最近歳とったなぁと思うこと。ちょっと前にじゅんちゃんラーメンに行った時もそうだったけど、こってり系のラーメンを、食べてる時は美味しいんだけど、あとから胃がもたれるようになったこと。悲しい。

　夕方、エフエムとよたラジオラブィートにラジオ収録に行く。木曜深夜２４：００～２５：００放送の小坂本町一丁目ラジオっていう番組です。映画情報番組です。７８．６MHｚです。豊田三好地区が放送エリアです。
　今日観た映画のこととか、映画ゴシップニュースを話してくる。この１年間ハリウッドでもっとも稼いだ女優は、キャメロン・ディアスなんだそうだ。２位はキーラ・ナイトレイ。  

　８月３０日（土）
　撮影４日目のはずが、全中止。１日撮影が中止になると、どれほど大変か・・・。はあ、何も言いたくないです。

　早朝に帰宅して寝る。職場でベンチで２時間ほど寝ましたが（首が痛くなった）、帰ってきてからもぐっすり寝てしまいました。

　午後６時半からトヨタグランドへ。先日延期した小坂本町一丁目テレビ内のトヨタグランド上映作紹介コーナー収録のため。支配人の瀬々さんとトーク。『トウキョウソナタ』と『歩いても歩いても』を紹介する。

　午後８時より、岩松さんと古川さんと、先週会ったところの名古屋の事務所スタンドアップ社長さんと再び面会。コモスクエアプロントにて。

　『少したのしい』川口助監督と、本日の中止になった撮影分をどこに持っていこうか電話打ち合わせ。２人で頭を悩ませる。なぜなら、夏の映画なのに、もうすぐ田んぼの稲が刈り取られてしまうからです。大丈夫だろうか・・・。

　８月３１日（日）
　小坂本町一丁目テレビ９月放送分の編集作業。トーク部分、自主映画、コーナー等すべて素材が揃ったので順番に編集をしていく。１時間番組です。自主映画や、バラエティコーナーを流してます。９月号は今度の金曜日から放送しますんで（ひまわりネットワークです）、もしよかったら観てやってください。詳しくはＭ．Ｉ．Ｆ．サイトからテレビページに飛んでください。
　
　１時間を繋げて、文字スーパー等を入れて、テープに書き出して終了。明日局に納品できます。

　画像は、テレビの編集画面です。あれ、なんかずれてますね。