2009年06月24日

本の話

 6月22日(月)
 先週読んだ本の話。
 村上春樹の超話題作「1Q84」を本屋に買いに行くも在庫切れで、代わりに買ってきた本。

 「幸せ最高ありがとうマジで!」本谷有希子著。岸田國士戯曲賞を受賞したシナリオ本。本谷有希子は原作の映画しか観たことなかったのですが(『腑抜けども・・・』タイトル長いから忘れてしまった。なかなか面白い映画でした)、シナリオ本は初めて読みました。うん、面白かったです。でも、やっぱり舞台を見たほうが面白いだろうね。
 「IN」桐野夏生著。昨年から断然桐野夏生のファンなんですが、これも面白かったなぁ。やっぱり一気に読んでしまった。最新作ですよね、多分。ハードカヴァー買ったんですから。もう桐野夏生は純文ですよね。複数の時間を重層的に、不倫という恋愛の顛末といかに恋愛が抹殺されるか(あるいは抹殺されないか)が、こゆーく展開します。そして、それを書くとはどういうことかというメタな展開になっていく。でも読み終わって気付いたんですが、セックス描写は1つもないんですよね。それでこの濃厚さとうのがまたすごい。

 それにしても・・・。村上春樹の新著はものすごい売れ行きらしいですねぇ。「ノルウェイの森」以来20年来ずうーっと人気作家ですけど、ここまでのことはなかったんじゃないでしょうか。「ノルウェイの森」ももっとじわじわと時間をかけてベストセラーになったように記憶してますし。やっぱり、イスラエルで賞を受けてワイドショーネタになったり、ノーベル賞候補になったりしたのが大きいんでしょうか。しょうね。
 私も25年来のファンなので(高校生からですね、何気に「ノルウェイの森」前からのファンだとアピールしてみました)、やっぱり新作読みたいんですけどね。

 6月23日(火)
 日曜日に家に帰ってきたから、『幸福な結末』シナリオ構想の続きをして、つらつらと結構いい感じなアイディアが出てきた感じがする。シナリオ直し始めてもいいかなという感じですね。
 と言いつつ、たまったメール返信に時間を取られてしまいました。 



Posted by みふだいひょう at 02:12│Comments(0)
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