2008年11月02日

豊田高専こうよう祭、『七夜待』

 11月1日(土)
 11月ですねぇ。
 特に予定のない1日。昼から映画『少したのしい』のロケ地を撮影して周る。サイトにロケ地紹介を載せるため。約半分周る。
 
 夜は小坂本町一丁目テレビ11月放送分の編集。

 11月2日(日)
 久しぶりに、高速に乗って土岐プレミアムアウトレットへ。あそこは広すぎなくていいですね。2時間くらいで一周できるのでちょうどいい。長島のジャズドリームだとちょっと広すぎておじさん疲れてしまいます。

 ジーンズと、薄手のダウンジャケと、Tシャツを数枚買いました。別におしゃれにこだわりがあるわけではないですが、服を買うのって楽しい。

 それにしても、犬を連れて歩いている人がたくさんいるのが目に付きました。で、犬は店内には入れないから、大体お父さんが犬と一緒に外でぼおーっと待ってるんですね。なら来なきゃいいのに、と思わないでもないけど。

 帰りに豊田高専の文化祭こうよう祭に寄ってみる。豊田高専演劇部には夏の映画撮影で大変お世話になったし、M.I.F.メンバーでもある川合君と大橋君の新作映画も上映してるので。上映会場に顔を出してきました。新作はDVDで見させてもらったので観てきませんでしけど。

 模擬店とか出てて懐かしいですね。お汁粉を食べる。

 夜はM三好に行って映画鑑賞。
 少し長くなりますが感想を。

 『七夜待』河瀬直美監督
 前作『もがりの森』の時に、前半のドキュメンタリータッチや、極端に説明を廃した作話にどうものりきれなくも(ドキュメンタリータッチという撮り方自体に”どうもなあ”という感じがあるのですが)、後半の2人の森の中の在りようがすごくて「河瀬直美ってでもやっぱり只者ではないなぁ」と思ったんで今作を観に行ったんだけど、今回はそのダメな部分が全面に出てきてしまったというか、う~ん、かなりつらかったです。

 そもそも長谷川京子がその人となりを感じさせない、バックボーン(演じていてもその向こうに見えてしまうその本人の人となりと言うか人格と言うか歴史と言うか)を感じさせない顔なんですよね。これは悪い意味ではなくて映画という中では非常にいい顔でもある。ある役にすっと入れる顔というか、内面を描写してしまおうという演技ではなく、何を考えてるのかよくわからないんだけど、その立ち姿自体がその役に見えてくるという可能性がある人だと思うんです。
 だから、このドキュメンタリータッチの中で、ある問題を抱えた1人旅の日本人女性という役でありながら女優長谷川京子本人のジレンマとかそういうバックボーンを含めて映し撮ろうという目論見だったんだろうと思うけど、そこがことごとく外れているような印象を受けてしまう。
 例えば、風景や他の出演者のカットの連なりの中でぱっと長谷川京子のアップになるととたんにドラマになっちゃうような感じがするんですよね。溶け込んでないというか。
 そうすると悪循環で、あまりにも説明のないことも悪い方に出てしまう。
 多分、ハセキョーは、カチッと設定やキャラクターがあって、でも端正な顔立ちからはその内面が描写されないから、その奥に何を考えてるのかわからないという人間本来の重層性が立ち上がってくるといった映画の方があってるんだろうなぁ、と思ってしまいました。いわゆる”上手い”って人でもないしね。
 まあ、だからこそその長谷川京子を使うんだ、ということだったんだろうとは思いますが…。

 ☆2つ。

写真は豊田高専こうよう祭で行った時にちょうどやってたバンドのライブ。トランペットとサックスがリードのジャジーなバンドでした。うまかったですよ。
豊田高専こうよう祭、『七夜待』



Posted by みふだいひょう at 23:00│Comments(0)
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